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<R18コミック>ぱんでもにうむ<なぱた>








今回は管理人イチオシの漫画家さんであるなぱたさんの最新作(17/02/19)をご紹介。
コミック快楽天の表紙作家として有名ですね。このなぱたさん、かわいらしい絵柄とエロが両立した絵を描く人です。女の子だけじゃなく、ショタっぽい男の子を描くのが上手なイメージ。
今作は、いちゃらぶ系の作品ばかり。純愛が好きな方にお勧めです。

ぱんでもにうむ
試し読みはこちら

表題の「ぱんでもにうむ」ってどういう意味? と思った人いるんじゃないでしょうか。RPGとかで見かけたことがあるかもしれません。
パンデモニウムとは、通常万魔殿と訳されるラテン語の単語である。 「デーモンの全て」という意味のギリシア語に由来する。 ミルトンの「失楽園」が初出。 本来はサタンが地獄に作った悪魔達が住む都市の事。ニコニコ大百科より
ということらしいです。
どう関係してくるのかというと、この表紙のヒロインとしてサキュバスが出てきます。
「リリス」は表紙に描かれた女の子がヒロインで、彼女はセックスを食事にするサキュバス。しょっちゅう精液を搾り取られてげっそりしてしまった主人公は、しばらくの間「食事」を控えるよう命じます。なんとか約束の一週間を我慢してもらいますが、その後、彼女曰く「おちんちんがずっとおおきいままになるおくすり♡」を飲まされ、ひたすら搾り取られちゃうお話。
ぱんでもにうむ
そして表題作「ぱんでもにうむ」に続きます。もう一人、画像のロリっ娘サキュバスが現れて、またまたヤリまくるお話。リリスがそのことに気付き、「わたしも~」と主人公を取り合うハーレム展開で、幕を閉じます。もっと続きが見たい。

そのほかにも幼馴染との馴れ初めを描いた「なつやすみ」や、保健室の可愛い女先生に口で抜いてもらって……という「おねがい横山せんせい」など、良い作品ばかりなのですが、その中で一番お勧めしたいのが「奈々子さん」という作品。
nanakosan1.jpg
もう一ページ目からめちゃくちゃエロい。勉強を教わるという建前で一緒にいる兄の妻にちんぽをいじられて……という作品。この画像で「これだ!」と思った方はぜひ、こちらから奈々子さんを存分に味わってみてください。

「涼音編」を最初から読む
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グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<39>

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「弟君、それじゃあ、ズボン脱がすね」

 俺は今、陽菜ちゃんと涼音さんに細い指でベルトを外され、ズボンを脱がされていた。
 ここは、涼音さんの家の寝室だ。俺は涼音さんのベッドに腰かけ、足元に、制服姿の陽菜ちゃんと涼音さんがいる。
 俺は二人を改めてじっくりと観察する。
 右手には、グラビアアイドル優美さんが少し幼くなった容姿の、十六歳の陽菜ちゃん。Iカップ巨乳の優美さんに対して胸はちょっと頼りないけど、つやつやな黒髪ストレート、きめの細かい肌、整った容貌と、美少女であることには変わりない。
 左手には、新人グラドル、十七歳の涼音さん。こっちは優美さんと張り合うほどの巨乳で、髪は短めのボブで、大人しそうな陽菜ちゃんに比べ活発な雰囲気を漂わせている。こっちも陽菜ちゃんとは系統が違うけどなかなかお目にかかれないレベルの美少女だ。
 そんな二人が、俺のズボンを脱がせて、下着の下で屹立している肉棒を求めている。涼音さんが当たり前のように、俺の下着に指をかける。

「今日もおっきいね……ぱんつも脱がしちゃうね」
 
 いろいろあってこんな風な関係になったわけだけど、冷静に考えてみるとよくここまでたどり着いたなと思った。最初は、優美さんが義姉になって、俺の家に住むことになり、一緒の空間にいるだけで緊張していた。しかしある晩、陽菜ちゃんと優美さんの寝室を覗いてしまい、三人の肉体関係が始まった。その後、優美さんの後輩として涼音さんに出会い、だんだんと仲良くなり関係を持ってしまった。陽菜ちゃんにその関係が明らかになり、また色々あって3Pをするようになった。当然、優美さんはその関係を認めず、今は内緒でこうしてエッチしているわけだ。
 俺はなんとかして優美さんをいれた四人でプレイしたいわけだけど、なかなかその糸口は掴めない。
 そんななか、今日は、どうしてもやりたいことがあった。
 二人にナカ出ししたい。
 最近出会った現役復帰した人妻グラドル侑子さんとのエッチがゴムありで終わった後、俺はずっともやもやしていた。このあいだ、それが出来なかったことで、そういう欲求が強まっていた。
 本当だったら侑子さんに会う約束を取り付けて、もう一度密会をするところだけど、そううまくはいかなかった。

「ごめんね、今週はちょっと忙しいの」

 エッチしたくてたまらない俺を焦らして楽しむかのように、そういう返信がきた。一週間もこの状態で放置されるなんて、つらくて仕方がない。
 そこに、ちょうど涼音さんからメッセージが届いていた。ドキドキしながら見てみると、うれしいことに3Pのお誘いが来ていて、今に至るわけだ。

「わぁ……もうかちかちになってる」

 下着を脱がされ、現れた肉棒を見て、陽菜ちゃんが驚いたように言う。

「二人でたっぷり気持ちよくしてあげようね、陽菜ちゃん」
「うん、お兄ちゃん、気持ちよくなったら好きな時に出しちゃってね」

 二人は俺の肉棒をそっと握って、しこしこと上下に動かし始めながら、にっこり笑って俺を見上げた。
 俺は、その様子をスマホの録画機能で撮影し始めた。
 今日は、スマホで二人のことを撮影しながらエッチすることになったのだ。以前、優美さんとそういうプレイをしたことを話していたのだけど、涼音さんが自分もそれをしたいと言い出したのだ。

「わたしも直人君専用の動画、撮ってほしいな。あとでいっぱいオナニーに使っていいよ」
「ちょっと恥ずかしいけど……涼音お姉ちゃんがするなら、わたしもする」

 そういう二人の承諾を得てのことだった。

「そろそろおしゃぶりする? お兄ちゃん」

 陽菜ちゃんにそんな風に聞かれたら、断るはずがなかった。涼音さんと二人で根元をしごきながら、唾液で濡れた舌を出して亀頭の先端をぺろぺろ舐め始める陽菜ちゃん。

「あぁ、わたしもする……! 交代してね、陽菜ちゃん」
「んれぇ……れろ……ちゅっ……。うん、わかった……んちゅぅ」

 陽菜ちゃんの口技は絶妙だ。亀頭全体に唾液をまぶし、ちろちろと鈴口を舐めていたかと思えば、ぱくりと亀頭を咥え、カリ首のところを舌で何度も舐めまわし、内頬をぴったりと吸い付かせながら、ちゅこちゅこ音を立てて上下に動かしてくれる。

「そろそろ交代してよっ」
「ちゅぽ……うん、わかった」

 陽菜ちゃんが口を離すと唾液が糸を引いた。そこに、すぐに涼音さんがしゃぶりつく。手のひらを玉もみに移動して、深くまで肉棒を咥えこんで唇でしごきたててくれる。

「ぐっぽ……じゅぽ……ひもちいいぃ?」

 当然のごとく頷いて、女の子の生温かい口の中を楽しむ。
 同時に、俺は涼音さんの制服を脱がし始めた。セーラー服を捲り上げ、ブラジャーを露出させる。俺はその上から、右手でスマホ撮影を続けながら、左手で涼音さんの胸を揉みしだいた。柔らかくてぱんぱんに張り詰めたようなハリのある、瑞々しいおっぱい。

「んんぅ……じゅるる……んふぅ」

 涼音さんの息遣いが妖しくなり、目元がとろんとしてくる。乳首のところをくすぐると、甲高い嬌声をあげた。じゅぽじゅぽ音を立てて、一層激しくフェラをしてくれる。どんどん快感が増していって、射精の予感がきた。

「あぁ……気持ちよくて、そろそろ出そう」
「れろれろぉ……いいよ、いっぱい出してね」

 侑子さんに射精管理をされた後、涼音さんのいつものその言葉を聞くと、少し感動した。いつでも出していいのは、なんて幸せなんだ……そう思いながら、快感を味わう。
 涼音さんは深くくわえ込むのをやめ、肉棒を左側から根元から先端まで舐め上げる。その横で、陽菜ちゃんも同じように右側から舌を這わせる。ダブルフェラだった。二人が口付ける音がちゅぱちゅぱと響き、なんとも卑猥だ。二人の美少女が俺の肉棒を取り合うように舐めまわす光景は凄まじくエロかった。これを撮影して何度も楽しめるなんて幸せすぎる。
 射精の直前になっても、侑子さんとの時ほど本気で我慢せずに、精液が込み上げてくる快感を楽しんだ。力を抜いて本能の命じるまま、思い切り発射した。
 びゅるるるるっ! ぴゅっぴゅっ! びゅくっ!
 白濁液が飛んで、二人の顔にかかっていく。二人の綺麗な顔が台無しになるくらい、たっぷりと精液をぶっかけた。

「わ、お兄ちゃん……! すごい、いっぱい……」
「弟君、すっごい出たね……そんなにわたしたちのぺろぺろ、気持ちよかった?」

 大して我慢せずに出したせいか、まだまだ余力は残っていた。顔についた精液をどうすればいいかわからないのか、動けないでいる陽菜ちゃんのプリーツスカートの中に手を入れ、下着を引っ張りおろす。

「きゃあ、ちょっと待ってよぉ、お兄ちゃん……」

 スカートをまくりあげると、何も着けていない陽菜ちゃんのお尻とおまんこが、あらわになる。射精直後でまだ震えている肉棒を、陽菜ちゃんのおまんこにあてがう。座っている俺の肉棒に、陽菜ちゃんが腰を下ろす形だ。
 やっと、女の子のおまんこにナマで入れられる。侑子さんとナマでやれなかったぶん、存分に楽しもうと思って陽菜ちゃんに腰を下ろさせた。じゅぶり、と愛液の滴るキツいおまんこに、肉棒を突き刺していく。ヌルヌルな肉壁が直に締め付けてくる感触がたまらない。ナマでしか味わえない快楽だ。

「んあぁぁ……ガチガチに固いおちんちん、はいってきたぁ」

 陽菜ちゃんは甘い声をあげながら、一番奥まで肉棒を受け入れた。俺は陽菜ちゃんの背後から、ぱんぱんと音を立てて肉棒を突きこみ始める。

「あんっ、激しい……! お兄ちゃん、んんっ、激しいよぉ」
「陽菜ちゃんずるい……わたしが先にする予定だったのに。陽菜ちゃんがイったら交代だからね、直人君」

 待ち遠しそうな涼音さんが、脇から俺の頬に手を当てて、俺にキスを始める。俺は舌を絡み合わせながら、陽菜ちゃんを撮影していないほうの手で涼音さんの胸をもむ。下半身では陽菜ちゃんのおまんこを味わいながら、上半身では涼音さんと戯れる。3Pならではの楽しみ方だった。

「あはぁっ! お兄ちゃん、そろそろ、わたし……っ! んんんっ!」

 陽菜ちゃんの体が痙攣し、締め付けが一層激しくなる。まるで肉棒から精液を搾り取ろうとする動き。この瞬間に出すのが、一番気持ちがよかった。俺は射精欲求に抗わず、一切我慢せずに射精した。
 びゅくびゅくっ! ぴゅるるっ!
 陽菜ちゃんのナカに、存分に精子を注いでいく。出している最中も膣が締め付け、蠢いて、気が遠くなりそうな気持ちよさだ。

「あったかいの、出てるぅ……奥にいっぱい……」

 すっかり蕩けた声で言う陽菜ちゃんから肉棒を抜くと、陽菜ちゃんのおまんこから時間差でとろりと精液が溢れ出す。陽菜ちゃんを自分のものにした達成感のようなもので満たされた。

「次はわたしだよ、弟君」

 すでに自分でスカートもぱんつも脱いでいた涼音さんが、自分から俺にお尻を突き出して誘惑した。俺は陽菜ちゃんの愛液と精液まみれの肉棒を、すぐに後ろから涼音さんに挿入する。
 じゅぶ、と音が立つくらい、こっちのおまんこもヌレヌレだった。スムーズに奥まで入れると、うねうねと動いて俺の射精を促してくる。

「んはぁ……あぁん……やっぱり、これが一番気持ちいいね……あんっ」

 涼音さんがたまらなそうな声をあげて、悦んだ。こっちのおまんこにも、好きなだけぱんぱん突き込んで、快感を味わう。

「んぁぁ、くふぅ……固いので、ナカかき回されて、ぐちゃぐちゃになってるぅ……!」

 涼音さんは快感に悶えるように頭を振りながら、喘ぎ声を響かせた。
 カリ首で愛液を掻き出して、再び奥まで突き込む。繰り返すたび、全身が震えるような快感が訪れる。ぐっぽ、ぐっぽといやらしい音を立てながら、さらに激しく突き込んでいく。

「はぁ、はぁ……もうイキそう、イっちゃうぅ……! んあぁんっ!」

 涼音さんの女体がびくん、と硬直して、絶頂したことを知らせてくれる。
 俺も我慢する必要はなかった。おまんこが求めて促してくるままに、精液を放った。三度目の射精で、目の前がチカチカするほどの快感が駆け抜けた。
 ぴゅるるるっ! ぴゅるっ! どくっ!
 思い切り突き込んで子宮口に震える亀頭を押し当てながら、精液をぶちまける。すると涼音さんはますますたまらなそうな一段高い声でよがった。

「あぁぁっ! そんな、熱いのがお腹の奥にぃっ! あん……」

 ナカ出しが大好きな涼音さんは、すっかり感じ切った様子で恍惚の表情だ。
 二人の美少女に好きなだけ精液を注ぎ込んで、最高の気分だった。侑子さんとゴムありでエッチしてからためていたものがすっきりしたような晴れ晴れとした気分だ。
 部屋には、涼音さんと陽菜ちゃんの二人分の、発情した女の子の匂いがむんむん漂っていた。

「気持ちよかったね、お兄ちゃん。ふぅ……」
「はぁ……弟君、ちょっと休憩したら、二回戦だからね」

 ベッドに横になった俺に、左右から二人が絡みつくように抱き着いてくる。精子が枯れないか心配だったけど、この二人が相手ならきっとまだまだ出せるはずだ。今日は、たっぷり二人の女体で楽しもう。
 それが終わったら、今度は優美さんにナカ出ししようと意気込んだ。ナカだししたいという欲求で頭がいっぱいだった。
(つづく)
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アンステイブルラブガーデン(10)







 萌恵がバイトで忙しいので、水無月を何回もデートに誘った。
 ……といっても、デートと言うのは大仰かもしれない。ぶらぶら遊んでいるといったほうが妥当だろう。


「祐くん、じゃあね! 夜ご飯、待っててよ! 絶対だからね!」
 萌恵が相変わらずバイトに行ってしまった後、水無月を迎えに行った。
 彼女はいつも通り、他人と話すこともなく一人で椅子に座っていた。
 そのつつましさ、淑やかさには憧れるが、楽しむためには無用なものだ。明るく話しかけた。
「水無月さん、ゲーセンでもいかない?」
 島にもゲーセンくらいはあった。はしゃいで遊ぶにはいいところだと思う。
「あ、祐くん。ゲーセンですか? ……懐かしいですね」
「大きなところを、この間ぶらぶらしたときに見つけたんだ」
「でも、大学生にもなって、ゲーセンですか?」
 水無月はちょっとおかしそうにふふっと笑っている。油断した笑顔を見せてくれるくらいの間柄にはなっていた。
「え? いいじゃないかよ。二人で対戦とかしたら楽しいでしょ?」
「そうかもしれませんね……準備できましたけど、行かないんですか?」
 丁寧ながらも、手早く準備を整える彼女は、なんだかやたら可愛かった。
 俺が他愛のないことを話し、水無月が微笑む。落ち着いているけど、確かに楽しい時間を過ごすうちに、ゲーセンについていた。
「……賑やかですね」
「ちょっとうるさいかな?」
「そんなことないです……こういうのもたまにはいいと思います」
「ごめんね。静かなほうが好きだよね?」
「いいえ……実は、こういう場所で思い切りはしゃぐのって、憧れてたんです。静かなところが好きっていうのは、ただの惰性で。ずっと、誰も相手がいなかった言い訳です」
 俺のミスをフォローしてくれる優しさを感じて、やっぱりいい子だなと思った。
「そうか。じゃあとりあえず、協力できる感じのやつやろうぜ」
「懐かしいです……わあ」
 彼女は見回しながら、珍しく無邪気な声をだした。
 水無月は設備にふれるたびに、感動しているようだった。こういう場所で遊んだ経験がないのだろうか? 懐かしいを連呼しているあたり、子供時代以来といったところか。
「わあっ! これって……アツくなっちゃいますね」
 意外なことに、水無月はけっこうのめりこんでいて、楽しそうにきゃあきゃあ言っている。新しい一面が見えた気がした。
「うまいね」
「あなただって……わっ!」
「なんかさあ、水無月さんのはしゃぐところが見れて嬉しいよ」
「だって……久しぶりに楽しくて!」
「よかった。もっとお堅い人だったらどうしようって思ってたんだ。水無月さんって、ちょっと雰囲気が大人だからさ」
「ごめんなさい……今日のわたし、みっともないでしょうか?」
「全然。そのくらいが普通だよ」
 そのうちに、「WIN」の文字が画面に表示された。
「やった!」
 そうわめく水無月は、興奮して頬が紅潮している。目が合って、照れ笑いを向けられた。
「やったね。次は対戦でもしてみる?」
「いいですね!」


 水無月は不器用ながらも少しずつ感情を表に出し始めていた。
 だが、
「秘密です」
 その言葉は……何故か続いていた。


「今日は雨だし、俺の家に来ない?」
「あなたの……お家ですか?」
 水無月はちょっと驚いた風にしている。
「ああ、生意気な妹もいるし、隣には萌恵もいるから、楽しいと思うよ」
「ああ、妹さん……え、萌恵さんって隣に住んでるんですか」
「そうだよ。でもあいつはバイトだった。最近なんか講義と家でしか顔を合わせないよ」
「かわいそうです。……じゃあわたしが萌恵さんの代わりに、お邪魔させてもらいますね」
 傘を並べて、自宅に向かう。
 インターホンで彩を呼ぶと、キャミソールにパーカーを羽織ったラフな姿で、飛び出すように出てきた。なぜかスプーンを咥えていた。
「お帰り……あれ、その人」
「ただいま。彼女はこの間の水無月桐華さんだよ、覚えてない?」
「なんで連れてきたの?」
「天気悪いからね」
 彩は彼女をじっと見て黙っていたかと思うと、
「祐の彼女……なの?」
 なんだか不満そうに言う。水無月がちょっと赤くなっている。
「そうかもな」
 そう言えば、恋人になるにはいつかは気持ちを伝えないといけないことを忘れていた。でもそう気づいたところで勇気は出ないし、付き合うと宣言してしまうと、一気に関係が重たくなって、身動きが取れなくなる気がする……そんな気持ちも心の片隅にあった。
「まあとにかく入るよ。散らかしてない?」 
「ないよ。こどもじゃないもん」
 居間に行ってみると、テーブルの上にアイスのカップが転がっていた。
「おいおい、一人でこっそり食ってたのか? 俺の分は?」
「おこづかい増やしてくれたら買ってあげる」
 つっぱねようと思っていたら、水無月がそっと言ってきた。
「彩ちゃん……お邪魔してますし、おこづかいあげましょうか」
 彩がキラッと目を輝かせる。
「ほんと! お姉さん?」
「すこしだけですよ」
 水無月は本気みたいなので止めておいた。
「やめとけよ……こいつ、水無月さんが家に来る度にせびるようになるよ。……あと、あげたところで、どうせ俺にもアイス買ってくれないしな」
「だってもらっちゃえば、もうわたしのお金だし」
 彩はそんなことを偉そうに言った。
「とりあえずそのカップ片づけとけよ」
「ううー……めんどくさー」
 言いつつ、ちゃんとゴミ箱に持って行った。
 彩は最近、ようやく機嫌が戻ってきて、俺は一安心していた。だが結局どうして機嫌が悪かったのかはわからずじまいだ。またいつ不機嫌になるかわからない。
「ゆうー、わたしの部屋にもテレビ欲しい」
 水無月を椅子に座らせていると、ソファに寝転がった彩がぼやいた。
「そんなお金ないって言ってるだろ」
「もしかして、生活に苦労してるんですか?」
 水無月が心配そうに訊いてくる。
「してるよ!」
 彩はらんらんと期待した目で水無月を見ている。
「あいつは嘘つきだから信じるなよ」
「……すみません」
「ねぇ、水無月さんって、もしかしてお金持ちなの?」
 彩は一転して興味津々といった感じだ。
「見た目が良家のお嬢様だもん」
「そう……ですか?」
 困った顔の水無月。
「お前な、そんなに金が欲しいか」
「そういうわけじゃないよ」
「じゃあなんだよ」
「うるさいなー」
 彩がむっと頬を膨らませる。すると、水無月さんがふふと笑った。
「仲いいですよね」
「彩さえ機嫌よければね」
「それに……この家、生活感があっていいですね」
 水無月は部屋干ししてある俺や彩の衣服を見ながら言った。
「ごめんな、こんなもん見せちゃって。そこまで思い至らなくて」
「そんなことないです。なんだか新鮮で」
 新鮮? 水無月さんは独り暮らしはしてないんだろうなと思った。
「今度、水無月さんの家にも行ってみたいな」
「それは……ちょっと」
「ねえ、お姉さんの家、どこら辺にあるの?」
「……秘密ですってば」
 表情にちょっと暗い影がさすのを、俺は見逃さなかった。



 たくさんの時間を水無月と過ごしたが、結局教えてくれないことはいつまでも教えてくれなかった。秘密は主に、過去のことや家庭のことだ。余程シャイなのか、何か事情があるんだろうが、釈然としない。
 そのせいか、心の距離はある程度のところで縮まらなくなっていた。
 そのうちに桜はとうに散りきって、四月も中頃になっていた。



「くっそー……俺ってそんなに信用できないかな」
 俺はその日、講義中にもそのことを考えていた。
「どうしたの?」
 隣に座る萌恵はノートをとりながら訊いてくれた。
「水無月ってたまに、何考えてるかわかんないんだよね、「秘密」って」
 萌恵はペンを動かす手を止めて、俺の顔を覗き込んだ。
「やっぱりさ、そんな本音がわからない子と人と付き合っちゃダメなんじゃないかな? もしかしたらとんでもない秘密なのかもしれないよ」
「それもそうだよなあ……あいつ、まだどこに住んでるかも教えてくれないんだ」
「それって変だよ。絶対ヘン」
 やたら決めつけてくる。
「デリケートなだけだと思うんだけど……」
 確かに萌恵の言う通り、何かわけがあるんだろうなとは思う。どうして教えてくれないんだ。あんなに仲良くなったのに。
「それより祐くん授業聞かなくていいの?」
「ちっ」
 現実に引き戻された。
 大学生は気ままに遊べる。そう聞かされていたから、完全にそう思い込んでいた。
 だが数週過ごしてみて分かった。実際は、毎日宿題は出るし、一年生は勉強することも多く、暇な時間は少なかった。
「もう受験で十分勉強したんだけどなぁ」
「せめてノートとりなよ」
「萌恵が後で見せてくれると信じてる」
「もう……ちゃんと勉強しなきゃだめだからね? 頭いいのに、勿体ないよ」
 萌恵はちょっと呆れた様子で息をついているが、結局優しくしてくれることはこれまでの付き合いでわかっている。
「萌恵はバイトに缶詰なのに偉いね」
「あともう少しで二週間たつから、辛抱だよ……」
 あれから、平日は毎日働かされているそうだ。断ればいいのに、変にまじめすぎる。
「そのうち遊びに来てよね? なんだかんだ言ってまだ一回も来てくれてないじゃん」
「今日も水無月と出かけるから行けないや。ごめん」
「……っ」
 萌恵のシャーペンの先がプツンと飛んでいった。
「もうノート見せてやんないんだから!」
 だいぶ強い口調だった。確かに訪ねる約束を何回も破ったのは事実なので申し訳なくなった。
「ごめん」
「知らないっ」
 ぷいと拗ねられてしまった。彩に続いて、萌恵までこうだと辛い。気が向いた時にバイト先を見に行ってやらないと。



 本日最後の講義が終わってすぐ、水無月がいるはずの教室に向かった。
「祐くん、じゃあね。行ってくるね」
「じゃあ。頑張って」
 萌恵はちょっと寂しげな顔で離れていった。心がチクリと痛んだが、家に帰れば会えると思い、踵を返した。
 見に行くといつものように、水無月は一人で座っていた。近づくと、俺に気づいたようで、優しげに微笑んで会釈した。
「祐くん……今日はどこに行きますか?」
 それを見て、気分がパッと明るくなった。
「どうしたい?」
「祐くんの好きなところでいいですよ?」
「今日はそれは無し」
「そう……なんですか?」
「水無月さんの考えも聞かせて欲しいんだよ」
 水無月はしばらく考えるようにぼんやりしていた。
「それなら……初めて会った日に行ったお店、行きませんか」
 すぐにあのピアノの演奏――「愛の夢」が脳裏に蘇った。
「あの店本当は夜が営業時間だから、開いてないかもしれないけど……まあいいか、水無月さんが行きたいなら行こう」
 今日は彼女ともっと近づきたい。彼女の好みの場所のほうが、緊張はほぐれるだろう。



 地下に潜っていくと、ばったりマスターのお爺さんに出くわした。
「また君たちか」
「入っていいですよね?」
「ふむ……好きにしなさい」
「ありがとうございます」
 水無月が丁寧に頭を下げる。彼女はいつもこんな調子だ。
「というのも、君の演奏がもう一度聞きたくてね」
「そんな……大したことはないです」
 そんな流れで、彼女は遠慮しながらも、結局はピアノの前に座ることになった。
 暖かい昼下がり、粋な装飾の店の中で、一呼吸置いて鍵盤の上に指を走らせ始めた。
 しっとりと、静かな旋律がそっと始まった。
 綺麗で、鮮明な曲。
 それなのに哀しく切ない雰囲気が、あっという間にその場を呑んだ。
「「亡き王女のためのパヴァーヌ」……」
 マスターは例によって眉をよせて唸っている。
 深く深く、引き込まれていくような。
 心が落ち着いて、感傷的になってしまう。
 いつのまにか物思いに耽っていると、演奏はあっという間に終わってしまった。
「凄いよ……水無月さん」
 二人で喝采し、褒め称えると、水無月は困り顔をした。
「大したことないんです」
「いやいや凄いよ。どうしてそんな綺麗な音が出るの?」
「わたしは自分の中のイメージを表現しているだけで……」
「じゃあ、心の中が綺麗なんだね」
「そんなこと……ないです。わたし……こういう雰囲気の曲しか弾けなくて」
 つまり、切ない感じの曲ということだろうか。
「でもこんなにうまく弾けるんだから、才能があるんだよ」
「練習すれば、誰でもできます」
「俺でも?」
「時間はかかりますけどね」
 二人で話していると、マスターに肩を叩かれた。
「ふたりでごゆっくりどうぞ」
 そう言い残して店の裏に消えた。気を使ってくれたらしい。
 今こそ、彼女をもっと知る時だと思った。褒められて緩んでいる彼女の殻を、一息に剥がしてしまうのだ。
「練習すれば誰でもできるって言っても、練習するのが辛いでしょ。高校生の時とか、メチャクチャ練習したの?」
「……ずっと弾いてましたけど、言い換えればそれしかしてないんです」
「すごいなあ。俺なんか高校時代はずっと遊んでたよ」
「そうなんですか?」
「それにしても、水無月さんの高校時代の制服姿とか、見てみたいなあ……なんだか水無月さん大人っぽいから、子供時代を全然想像できないんだよね」
「制服……」
 水無月はぼんやりとしている。
「まあ嫌ならまた今度でいいけどさ。そうだ、ピアノって、何部でやるの? 俺はテニス部でテニスしないで遊んでたんだけど」
「……それは」
 水無月の顔から、少しずつ微笑みが消えていく。
 いつもそうだった。彼女は過去のことや個人的なことを訊くと、すぐに黙ってしまう。
「あの……これも訊いちゃいけないのかな」
「……」
「どうして水無月さんはちょっと踏み込んだことを訊くと黙っちゃうの? 水無月さんのこと、知りたいだけなんだ。理由があるなら教えてくれよ」
「……それは、その」
 水無月の目が泳ぐ。
「どうしても、秘密なの?」
「す……すみません」
 そのまま俯いてしまう。
 彼女に謝られると、どうも責める気がなくなる。だが――今日はちょっと無理してみようと思った。いつか越えなくてはならない壁だと思う。
「なにか……俺に大きなことでも隠してるのかな」
「ち、違います!」
 彼女はぎゅっと膝のうえで拳を握りしめている。
「本当に?」
「わたし……教えたくないです」
 その声は震えていた。
「何か理由があるの? 俺、ほんとはこんなこと言いたくないんだけど……それってずるくない? 俺、何回も一緒に出かけたけど、水無月さんのことあんまり知らないよ……仲良くなった気がしない」
「……そんな」
 水無月は少しショックを受けた感じだった。言いすぎたことに気付いた。
「ごめんね、言い方が悪かったかな。忘れて」
「……」
 静けさが場を支配する。
 やっぱり何も考えずに仲良くしていたほうがましみたいだ。
 余計なことを詮索するのはよそう。
 そう思って、何か面白い話題はないかと考え始めた時だった。
 水無月が細い声を絞り出した。
「秘密なのは……怖かったからです」
「へ?」
 水無月の声は、小刻みにふるえている。
「あなたが離れて行くのが……怖かったから」
「どういうこと?」
「わたし……これまで、いろいろあって……変な人だと思われるのが怖くて……」
「……」
 水無月にいつもつきまとう、何か暗いものが、今にも吹き出しそうなのがわかった。
(聞かない方がいい)
 一瞬でそうわかった。そう思わせる切実さがあった。
「これからも絶対にわたしを見捨てないで、仲良くしてくれると言うのなら……秘密にするのはやめます」
 悲しげな目つきで言った。
「今なら、あなたになら、打ち明けられる……約束して、くれますか?」
 聞きたくない、でも聞いてあげたい。どうしようか、と迷いが生じた。
 聞いたら水無月を理解できても、受け止められるかはわからない。まだその時ではない気がした。もう少し仲良くなってから、話を聞こう。
「やっぱりやめておくよ」
 言うと、水無月は淋しそうな顔をした。
 時計の針の音がやけに大きく響いている。水無月は、絞り出すように言った。
「聞いて……くれないんですか?」
 また暗くなってゆく表情を見て、罪悪感が湧いた。
「ごめん……もっと覚悟が決まってからにするよ」
「……やっぱり、わたしのこと、変だと思いましたか?」
「そんなことないよ」
「嘘……ついてないですか」
「そんなことないって」
 それっきり、会話が途絶えた。雰囲気が暗くわだかまっていて、何も話すことが思いつかない。
 早くマスターが帰ってこないか、そんなことばかり頭に浮かんだ。
 その時、ぽた、ぽたと雫が落ちる音がした。
「やっぱり、わたしの話なんかどうでもいい……ですよね」
 彼女の大きな目から涙が流れ落ちていた。
「そういうわけじゃ」
「わたしだって……このことは誰にも言わない方が……いいと思うんです。きっと……迷惑がかかります。でも……初めて、打ち明けられるかと思って、嬉しかったのに……」
 涙がそっと頬を伝う。
「うう……ひくっ」
 涙にぬれそぼって、まつ毛がキラキラしている。いつも淑やかにしている彼女が感情をあらわにして、涙をこらえようと必死に震えていた。
 どうしようもない美しさがあった。いつのまにか見惚れていた。
 そうしてしまうくらい、頭が真っ白で、後悔に埋め尽くされていた。選択を間違えたようだった。もっともっと慎重になるべきだった。
「なんか……ごめん」
 それしか言えなかった。誤っているとしても、俺の選択には根拠があった。彼女の話そうとしていることは、あまりにも重く、暗い気がした。ここで聞いても、うまくいかない気がした。
「すみません……今日はもう、帰ります」
 彼女は荷物を持って店を出ていった。引き留める言葉が思いつかなかった。
(つづく)
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